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日常が怖い

年明けにコロナに罹ってしまったと友人から電話があった。同居家族のうち、基礎疾患ありの旦那や後期高齢者の老親が大した熱もなく回復した中、高熱、味覚障害、強烈なだるさのフルコンプでダウン。死ぬ思いだったらしい。

布団の中で一人「もうダメかも…」と思ったとき、まだまだやりたいこと行きたいとこだらけなのに、このまま死んだら死んでも死にきれないと心底思ったそう。

それを聞いて同じ年齢なのに、ここまで感覚が違うかとビックリ。本当の死を目の前にしたら違うのかも知れないが、今の私はやり残したことなんて何一つ思い浮かばない。行きたいところもなくはないけど、別に行けないとしてもかまわない。正直余生のような心持ちの毎日だ。
天気が良い日に塩むすびを持って川辺を散歩。夢見るのはその程度。

生きることへのパワーがこれだけ違うのは、やっぱり長年主婦か長年独身おひとりさまの違いなのだろうか。旦那や子供中心の生活から自由になって第2の人生が始まったばかりの彼女と、24時間365日×半世紀+α自分だけの時間を過ごしてきた自分。

もちろん、現在の経済状況も大きく影響してるとは思うけど、今のわたしがお金に不自由してないとしても、それだけのパワーはないと断言出来てしまう。

体調が落ち着いてからは旅行にライブに大忙しらしい。そういえば、コロナ禍の最中は頻繁に電話してきた別の友人も、最近はすっかりご無沙汰。コロナが落ち着いて趣味にお出掛けに忙しい日常が戻ってきたんだろう。

私の日常は山もないけど谷もない穏やかであればそれでいい。ひとり旅ならまだしも連れだって旅行とか、誘われるとちょっとしんどい。

引きこもり+コロナの6年から解放されて自分も爆発するパワーがあるかと思ったのに、すでに死火山だったのか、内なるマグマゼロ。町を歩けばマグマを爆発させて楽しんでる人のパワーに当てられて、逃げ帰ってくる始末。

職場でも飲み会系の話がチラホラ…えっ、まさかやめて。そんなもの復活しないでもらいたい。マスクするしない問題なんてかわいいものだった。これから戻ってくる日常が怖い。
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プロフィール

Author:はなちゃん

一人暮らし、社交性ゼロ。なのに寂しがり。話す人がいないので、独り言をつぶやきます

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